夏休みが終わったかと思ったら、月末には前期末試験です。
東京ゲームショウ(主に1年生)や資格試験、2年生は就職活動の本格化など、
きっちり気持ちを切り替えないといけませんね。
学校の(テストのための)勉強も大切ですが、それ以上に自分で勉強するのって大事です。
採用面接でもかなりの確率で「学校の授業以外に勉強していることは?」って訊かれます。
みなさんC言語やC++については色々勉強しているかと思いますが、
他のプログラミング言語についてはどうでしょうか?
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もちろん、ゲーム業界を目指すならC++は最重要です。
しかし、企業の募集要項などを見てみると、
必ずしもC・C++の経験についてのみ問われているわけではありません。
余裕があるなら、他の言語について勉強しておいても損になることはないでしょう。
面接時にC++だけじゃないとアピールできることももちろんですが、
他言語にはC++とはまた違ったルールや得意分野があります。
それを学ぶことで、C++だけでは得られなかった知見や発想が得られるかもしれません。
そろそろ前置きが長くなってきたので、タイトルにもあるRubyの話に入りましょう。
Rubyとは、まつもとゆきひろ(通称Matz)という人が開発したオブジェクト指向スクリプト言語です。
オブジェクト指向ということでC++に似た使い方ができる部分も多いのですが、
基本的に1行当たりの情報量が段違いです。
例えば、1年生で勉強したであろう「二つの変数の値の入れ替え」ですが、
Cでは作業用の変数を一つ用意して、最低でも3行使わないとできませんでした。
それがRubyでは「a,b=b,a」だけでできてしまうのです。
「5回○○を繰り返す」は、Cでは「for(i=0;i<5;++i){○○}」でしたが、
Rubyでは「5.times do ○○ end」でOKです。
また、2年生の人はこの表記で気づいたかもしれませんが、
Rubyでは数値ですら「オブジェクト」になっています。
「整数」がメソッド、C++で言うところのクラスのメンバ関数を持っているわけですね。
配列を処理するのも、Cとは段違いに簡単です。
「array.each do |item| ○○ end」
これで、「配列(array)の要素それぞれについて○○を実行する」という意味になります。
「|item|」の部分は、「doからendの中では、現在処理する配列の要素をitemという変数に入れて扱う」
といった意味になります。
Cしか知らなかった場合、
「数値にメンバ関数を持たせる」なんて思いついたでしょうか。
配列の要素数を知らなくても問題なく配列を処理できるという考え方ができたでしょうか。
こんなものはほんの序の口で、Rubyにはまだまだ便利な機能が満載です。
Rubyそのものを使う機会が無かったとしても、こうした処理があることを知っておくだけで、
「自分が今やっている処理はもっと簡単に、効率よくできる」と思いつけることがあるでしょう。
今回は私が勉強した言語ということでRubyを紹介しましたが、
複数の言語を勉強する意義については、分かってもらえたかと思います。
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COMMENT
無題
と思ったけど特に覚えてない。
pearlより使いやすくなってたり、楽天などの通販ページがRubyで作られていたりします、
Web関連のプログラマーになりたい方は勉強しているといいかもしれません。
ブログにも書いてあるけどほかの言語を勉強すると視野が広がるので皆さんも色々とがんばってみましょう!