デジゼミを知らない人もいるかもしれないので、説明しておきます。
「デジゼミは、一年生を対象にGESで企画した作品発表会です。
6月始めから7月2日までの一ヶ月を使い一人で作品を作ります。
ゲームの基本的な作り方を学んでいくために、ブロック崩しを題材に順を追いながら教えました。
提出する作品はブロック崩し部門とオリジナル部門のどちらか一つに提出しました。」
詳しい内容は
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「発表会」と「デジゼミの感想」を書いていきます。
まずはじめに発表会です。画像をいっぱい貼って振り返って行きます。
開催数分前、かなりの人数が来てくれて部屋は満員になりました。
前の方でいろいろ準備していますが、前に立っている私達があちこち向いているのが個人的にツボ
作品を見せていく前に、諸注意や今日の流れを伝えます。
ブロック崩し→オリジナル作品→優秀作品の製作者の発表の流れでいきます。
まずはじめに「ブロック崩し部門」です。
この作品は、デジゼミの講座以外の
上にスコアや残機などのユーザーインターフェイスがついていたのが評価がされた作品です。
背景がついています。背景が無彩色なのでゲームとは関係ないんだなというのが分かります。
こういう背景を選ぶセンスも個人的には評価しています。
画像では伝えきれない、ブロックに当たった時の効果音が気持ちよかったです。
さらに、ブロックに当たるとスピードが上がったりゆっくりになったり、
バーがものすごく短くなったりなどの表現があり、楽しいブロック崩しでした。
これは、二人であそぶゲームです。
上と下のバーを操作してテニスのようなことをするゲームです。
ブロック崩しで勉強したことをうまく活かした作品です。
この作品名はBREAKTIME(休憩時間)です。
JAZZ風なBGMで壁やブロックに当たる時のコツコツコツというSE(SoundEffect)
が最高に気持ちいいゲームでした。
さらに消した時の気持ちよさを出すために、ブロックと玉が当たったらそのままブロックを消すのではなく、
色をオレンジからイエローになり上に飛んでいきます。いっぱい消せた時の爽快感が良かったです。
次はオリジナル作品です。
タイトル名「さいごのとりでIN KOBE」
タイトルには白い横線がピリピリと点滅しています。
最後のとりでということでやばい感が伝わっています。
PushEnterを押したくなるようなタイトルや背景ですね。
実際のゲームは恐竜が海から神戸の港に近づいてくるので、
それを港に設置してある大砲でやっつけるというもの。
玉が当たった場所によってダメージが変わったり、
ダメージを与えると恐竜がノックバッグしたりなど小さいこだわりも見えました。
タイトル名:箱シュー
タイトル画面の空いているスペースに操作の説明が書いてあります。
このユーザへの配慮は2年になってもかなり大事です。
このシューティングは通常弾と3WAY弾の切り替えが可能で、
バリエーションを増やすことでゲームの面白さの幅を広げることに成功しています。
そしてボス戦があります。ボス戦は普通に弾を打ってくるのと、
レーザの用なものを縦に2本間隔を開けて自キャラに打ってきます。
なので動ける範囲が狭くなり、よりプレイ技術を要求されます。
タイトル名:SPACE SHOOTER
このゲームにはオープニングがあります。市販のゲームでもよく表示されるやつです。
自分のゲームに愛を持って作っているのが伝わります。
実際のゲームは、マウスとキーボードを使い操作していきます。
キーボードで自キャラの移動・マウスで弾の発射方向と弾発射をします。
意外とマウスで狙った所に弾を飛ばすのは難しいです。
sinやcosやasinなどを使ったりしていると思います。
自分の想像した処理を実現する力っていうのはとても大事な事です。
タイトルで自キャラの動かし方が書いてあり、実際に動かしたり、弾を打ったりでき
初見でもプレイしやすいような工夫も評価しました。
ここからは提出された作品の中でも特に優秀な作品で
製作者に発表してもらったものになります。
タイトル名:オサールのバナナタベール
ゲームのジャンルは協力パズルアクションです。
このゲームの自キャラは個性の違う自キャラが二人いて、
それらのキャラを切り替えながら、ゴールを目指すゲームです。
キャラごとの特性を説明書から引用します。
オサール博士: おさるなのに運動が苦手。
しかしバナナをたべるためならなんでもする。
バランス感覚はすぐれており、
あたまにものをのせたまま移動できる。
うさぴょん: オサール博士のともだち。
無類のニンジン好きで、味オンチ。
ジャンプ力が高いことに加え、
とてもやわらかいのでトランポリンとして使える。
ということになってます。
パズルの深みがでた作品になっていて、
お互いの要素をうまく利用しないとゴールできないので
各特性を理解して解いていくゲームになっています。
ここのゲームのルールがとても面白かったので評価しました。
タイトル名:TWINSHOOTING
タイトルでスタートを選んだ時がシビレました。
スタートを選択すると自キャラから右へ玉が飛びSTARTに当たり、STARTは上にあがり
TWINSHOOTINGの青い→の右にきてゲームが始まります。
こういう表現はとても良かったと思います。
実際のゲームの方は
画面が真ん中で区切られ、自キャラ二人が区切られた画面に配置されます。
このキャラの操作は矢印キーだけで、例えば上キーを押すと二人一緒に動きます。進む方向が全く同じになっています。
ですが、各画面にくる敵はランダムにくるので片方の画面だけ気にしていると、違う片方のキャラにダメージが入ってしまうため、上と下のキャラを同時に動かしながら攻略していくゲームになっています。
ボスが出てきてある程度ダメージを与えると、ボスが切り替わったり、
アイテムを入手すると自分とは違う片方の画面にも攻撃できたり、
最後のボスでは自キャラが合体して共に戦っていきます。
随所に見られるゲームの見せ方や展開の仕方がとてもうまいので評価しました。
タイトル名:STG5
作りこまれたシューティングです。
自キャラは3種類の色に切り替えが可能になっていて、
各色ごとに、貫通弾や弾が早いや連射できるなどの利点を持っています。
さらにチャージ弾があります。
チャージするにはキーを押している間だけ、自分の移動スピードを下がりゲージを溜めることができます。
移動速度が遅くなると弾を避けずらくなります。でも強い弾を撃つことができる。この駆け引き具合が良かったです。
このチャージ弾は各色違う種類の弾が発射されます。
他にもうまい表現があります。
敵を倒すとその場で爆発させるのではなく、やや右下に爆発していく表現。
画像からも推測できるのですが、ボスが登場するまえに下からボスの影が通ります。
もうすぐでボスなのかなと緊張が走ります。
スコア表示も画面全体を暗転させずに実際のプレイ画面の正方形だけが黒い半透明の画像がかぶさって
スコアが表示されたり、ゲームをうまく見せていました。
他にも紹介しきれていない作品があります。紹介できなくて申し訳ないです。
~デジゼミの感想~
まず、みなさんの作品のおかげで発表会を開催することができました。
一年生のみなさんありがとうございます。
月に4回の授業を2セットで合計8回開催しました。
もう磁石だけで、はしゃげる程の若さはないので少し疲れました。
でも作品を提出してもらって、実際にプレイさせてもらって楽しかったです。
こういう表現面白いなとか、難しいゲームがあり夢中なゲームもあったりして
いろいろ感動させてもらうと共に自分も勉強させて頂きました。本当にありがとうございます。
4回開催していく中で、受講人数が段々と減っていく寂しさがありました。
結構かわいがっていた小鳥が、家に帰ったらいなくなってたぐらい寂しいです。
難しかったかなとかわかりにくいとか、反省しています。
ただ最後までついてきてくれた人はありがとうございます。嬉しいです。
先輩に製作途中でもいいので、アドバイスを聞きに来て欲しかったです。
今回発表して頂いた方はラボによく残っていて、声をかけてくれることがあります。
カゴの中だけじゃなくて、手や肩の上にも乗って欲しいです。
最後に
デジゼミのように一つのゲームを教えていくというスタイルはもうありませんが、
関数セミナーや構造体セミナーなどのように単発でセミナーを開いていくので、
その時はまた来て頂けると嬉しいです。
それでは楽しい夏休みを。
byリーダ和田
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COMMENT
No Title
面白そうなゲームもあるけど、画像だけだとなかなか伝わらないから
デジタルワークスみたいに動画で見たかったと思ってみたり。
No Title
動画はいいですね。
プチデジは頑張れたら動画にします。