どうも、斉藤です。 夏休みに入ってからは毎日
音ゲーの修行ゲーム開発に励んでいます。
さて、みなさん。夏休みに入ってからどんなゲームをプレイしていますか?
DQ10?MAX ANARCHY?P4U?クウォンタムコナンドラム?
ポケモンやPSO2という人もいるでしょう。
ゲームクリエイターを目指すのであれば、最新の注目作品を プレイすることはとても大事なことです。
が、私はそこで満足して欲しくありません。
もっと視野を広げてほしいのです。 最新のゲームだけでなく、もっと昔のゲームにも触れてもらいたいですし、
市販のゲームだけでなく、インターネットで公開されているフリーゲームなども プレイしてもらいたいです。
そこで今回はいくつかのフリーゲームを紹介しようと思います。
[0回]
・SuperDepth
このゲームは1991年にBio_100%というゲーム開発団体によって
制作されたPC-98向けのシューティングゲームです。
自機である戦艦「ヤマ卜」(やまぼく)を操作し、
敵を撃破するシューティングゲームです。
ステージは全12ステージ。
4面1セットとなっており、3周するとクリアとなります。
1セットのうち
1面…戦艦から爆雷を落とし、潜水艦と戦う
2面…対空砲を用いて、ヘリや戦闘機などと戦う
3面…宇宙空間で横ショットを使い敵と戦う
4面…宇宙空間でのボス戦
となっています。
ステージによってゲーム性が大きく異なるというのが
このゲームの大きな魅力の一つと言えるでしょう。
このゲームはBio_100%公式サイトでフラッシュ版を無料でプレイできます。
○Bio_100% SuperDepthプレイページ
また、VectorにてPC-98版SuperDepthをダウンロードすることが可能です。
PC-98エミュレータを導入している人はそちらでプレイすることもできます。
○Vector SuperDepth公開ページ
・NyaHaX'93
このゲームもSuperDepthと同じくBio_100%が制作した
PC-98向けシューティングゲームです。
1993年に公開されました。
ちなみにタイトルは「にゃはえっくす」と読みます。
3分という制限時間の中でどれだけの敵を倒せるかを競う、
タイムトライアル形式のシューティングゲームとなっています。
ストック制限がなく、プレイヤーは何度でも復活できますが、
1ミスごとに制限時間から10秒マイナスされてしまいますので
慎重に、かつ素早く敵を倒していく必要があります。
また、一定ステージごとにボスが出現し、プレイヤー行く手を阻みます。
ステージは全部で29ステージ。すべてのステージをクリアすると
エンディングとなります。
こちらのゲームもBio_100%公式ページでプレイ可能です。
○Bio_100% NyaHaX'93プレイページ
また、VectorにてPC-98版NyaHaX'93をダウンロードすることが可能です。
PC-98エミュレータを導入している人はそちらでプレイすることもできます。
○Vector NyahaX'93公開ページ
・洞窟物語
開発室Pixelより公開されている2D横スクロールアクションゲームです。
インターネット上に数多く存在するフリーゲームの中でも
群を抜いて人気の名作です。
暗い洞窟で目を覚ました主人公が、失われた自らの記憶と脱出手段を求め
洞窟を探検するというストーリーになっています。
主人公は様々な装備を用いて仕掛けや戦いに挑みます。
ゲーム性は、ロックマンやメトロイドに例えられることが多いです。
ゲームを進めるうちに少しずつ新しい武器などが手に入るので、
最後まで飽きずにプレイできます。
このゲームの魅力は色々ありますが、その中で私が特に惹かれたのは
とことん調整されたゲームバランスです。
このゲームの難易度は決して低くありません。
むしろ少し難しいと感じるかもしれません。
おそらく途中で何度もゲームオーバーになることでしょう。
しかし、そこから「よし、もう1回やってみよう!」と思えるような
絶妙なゲームバランスになっています。
また、武器の種類が豊富で攻略の幅が広いので、
「次はこの武器を使ってみよう」「さっきと違ったパターンで戦ってみよう」と、
次のプレイの指針が立てやすいのも相まって、何度でも挑戦する意欲が湧いてきます。
そうしてトライ&エラーを繰り返した末、ボスを倒すことができると
とてつもない達成感を味わえるのです。
このほかにも、ストーリー性やレトロな雰囲気など、魅力を挙げればキリがありません。
ぜひ、実際にプレイしてその魅力を感じてほしいです。
洞窟物語は開発室Pixel、もしくはVectorからダウンロードが可能です。
○開発室Pixel
(右のメニューの「過去の作品」からダウンロードができます)
○Vector 洞窟物語公開ページ
ちなみにこの洞窟物語は先日3DSでリメイク版が発売されています。
興味がある人はそちらもチェックして見てください。
以上、3本のフリーゲームを紹介させてもらいました。
フリーゲームには、市販ゲームにはない独特の魅力があるものが多いです。
市販ゲームのように、売り上げのことやユーザーのことを考える必要が無く、
まさにクリエイターの作りたいものがそのまま形になっているからです。
なので、市販ゲームで見られないような奇抜なアイデアや演出などが見られると思います。
そういったところから刺激を得て、実際にゲーム作りに活かして欲しいです。
また、今回はあえてレトロチックなゲームを3本選んでみました。
昨今のゲームはマシンスペックの向上により、より臨場感の溢れる
グラフィックやサウンドを使うことができます。
しかし、昔はそうではありませんでした。
先ほど紹介したSuperDepth、及びにNyahaX'93は、どちらもサウンドに
ビープ音を使用しています。つまり同時に1音しか再生できないのです。
そこで、ビープ音を高速アルペジオで再生することで疑似和音を実現しています。
そのような表現に限界のある環境であっても、このゲームは人々を惹き付ける魅力を持っているのです。
それはなぜなのか、ゲームの面白さとはいったい何なのか。
この機会にそれを考えていただけたらと思います。
以上、斉藤でした。
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