時間の経つのは早いもので、夏休みももう半分が過ぎ去ってしまいました。
加藤(委員長)です。
夏休み中に何回か業界セミナーや企業説明会等、
企業の方をお招きしてのイベントがあったかと思いますが、
ちゃんと質問できましたか?
こういう場面でレベルの高い質問ができれば、それだけで印象に残ることができ、
就活で有利に働くことがあります。
というわけで、今回は企業説明会や面接で質問をする時などに役立つ(?)話をしようかと思います。
[0回]
企業の方に質問する準備として重要なのが「企業研究」です。
「企業」と一言で言っても、その内容は千差万別、
他社と比べて何一つ違うところが無い企業なんてあるわけありません。
企業理念、得意分野、独自の制度、部署の分け方などなど、
必ずその企業にしかない「特徴」があります。
質問をするときにはその特徴に合わせた質問をするべきですし、
面接のときに「何故志望したのか」と問われた時には、
この特徴が頭に入っていなければその時点でアウトです。
そして、多少形式は違えど志望理由を問わない企業はまずありません。
じゃあ、どうやって研究すればいいのという話になりますが、
最も基本的で外せないのが「企業の公式HPを見る」ことです。
企業の理念、方針、求める人材など、
就活に最低限必要な情報は大体掲載されています。
もちろん、HPを見るのは「最低限」です。
これがなければスタートラインにすら立てないと思っておきましょう。
では、より深く企業研究をするにはどうすればいいでしょうか。
「企業の就職セミナーに参加する」
「企業の制作したゲームをする」
「企業が制作したゲームの攻略本を読む」
「企業が制作したゲームについての記事(雑誌・HP等)を読む」
手軽にできるところだと、こんなところでしょうか。
上二つは説明の必要もないと思いますので省略して、残り二つを少し掘り下げておきます。
まず、攻略本を読むことについてですが、
これは攻略法を知るためではもちろんありません。
目的は「開発者インタビュー」です。
そのゲームを作るのにこだわった点、苦労したことなど、
ゲームをプレイしただけでは分からない情報がそこに詰まっています。
記事を読むことも、基本的にはこれと同じ目的です。
雑誌、ゲーム情報サイト、開発者のブログなど、
そのゲームに興味がなければ調べないであろう情報を知っているということは、
それ自体がアピールに繋がることもあります。
ここまで、企業研究の方法について簡単に説明しました。
今回触れたのは最も手軽なものなので、これで全部というわけではありません。
ここから先は、各自調べてもらいたいと思います。
次に、こうした研究をちゃんとした場合としてない場合の違いについて考えてみます。
まず大きいのが、「NG質問を避けられる」ことです。
ここでのNGとは、「調べたらわかることを質問してしまう」ことです。
いい質問をしたつもりでも、実はそれと全く同じ内容が、公式HPのFAQにあった、
何てことが、研究が不十分だと起こり得ます。
これは印象としては最悪です。
質問には答えて頂けるかもしれませんが、採用は絶望的になると思いましょう。
常識ではあるのですが、いくつもの説明会や集団面接を経験していると、
まれにこの常識が守れていない人を見かけることがあります。
この記事を読んでいる皆さんは、そんなことが無いよう十分に気を付けてください。
もう一つの大きなメリットが、「掘り下げた質問ができる」ことです。
例えば、「御社の○○という制度について詳しく聞かせて下さい」という質問は、
その企業のことを調べていなければできませんよね。
質問とは少し外れますが、志望動機を言う時に、
「御社の開発者の□□さんが攻略本の記事で××と仰っていたことに感銘を受け~~」
ということを言うためには、その記事を読んでいなければ言えませんよね。
これができるだけで、企業研究をしていない人とは大きな差がつきます。
プレイヤーとしてゲームで遊ぶだけならば、
こうした視点で攻略本やゲーム記事を見ることはなかったかもしれません。
しかし、これから皆さんはゲーム業界に入るための就活をし、
ゲーム業界でプロとして働くことになるのです。
そのためには、プレイヤー視点だけではなく、こうしたものの見方も必要になってきます。
まだそれができていない人は、そろそろ意識を変えていきましょう。
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